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望春(Acoustic) - 澤田空海理.mp3

望春(Acoustic) - 澤田空海理.mp3
望春(Acoustic) - 澤田空海理
[00:00.597] 君のこと思い出そうとしたん...
[00:00.597] 君のこと思い出そうとしたんだ。
[00:03.877] 怒った顔も心が潤けるのは
[00:07.342] もう整理されているから。
[00:12.445] 肩に来る小さな頭がどうか、
[00:15.526] 目を合わせて話す生硬さがどうか
[00:20.061] 報われますように。
[00:24.261] なしくずしに続いた関係を
[00:30.013] 崩してしまいたくなるような余計を。
[00:36.180] 正解だったかどうかなんてわからないけど、
[00:41.893] 疑うことじゃない。それくらい、わかるよ。
[00:47.679] 春色のフレアスカートを穿いていた。
[00:53.318] 桜が引っかかって乙なものだった。
[00:59.253] 僕らは足を引っ張り合ってきたけど
[01:05.141] 手を引いていくことも出来たよな。
[01:33.366] 冗長な冗談さえ詰まるほど
[01:36.532] 余裕が無くなったのはいつからだろうね。
[01:40.957] あれ、いつからだっけ。
[01:44.981] 緩やかに死んでいく情があった。
[01:48.110] なのに延命を望まなかった。
[01:51.060] なんか、わかっていたんだろうね。
[01:56.845] なぁ、「私には似合わない」なんて言うなよ。
[02:02.909] そういう色ももっと着ればいいのに。似合うよ。
[02:08.621] その一言さえ言わなかったくせにさ。
[02:14.342] 何を返せる気でいたんだろう。
[02:19.957] 君の、たまに雑な言葉づかい。釣られるんだよ。
[02:24.973] 褒められたもんじゃないよな。
[02:31.869] 残したい癖では決してないけど
[02:35.367] 消したい癖では決してないんだ。
[02:43.437] 振り返る拍子に舞っていた匂いは
[02:48.973] 思えば君のものだ。忘れてないや。
[02:54.909] 桜が引っかかってはたく仕草の
[02:59.820] 神経質そうなその指を。
[03:05.917] 分かり合った気でいるのは
[03:08.574] これ以上知るのを放棄したいから。
[03:12.253] 理解とは都合の良い勘でしかないから。
[03:17.429] 僕が君の手を引くから、君は足を引っ張っていいよ。
[03:23.165] そしたらさ。そしたらさ。
[03:40.714] 驚いた。もう一年が経つんだ。
[03:43.592] 春が来るんだ。君のいない春が在るんだ。
[03:48.609] 気付くのに冬までかかったよ。
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