ルークとトロール - おかき/矢口恭平.mp3

[00:00.000] 作词 : モリマサ
[00:01.000] 作曲 : Hajime
[00:13.385]ベルゼブブ　　「ウマい、ウマい」
[00:17.685]ベルフェゴール「もう食べ始めてるの？ちょっとは景色とか見れば？せっかく外なんだから」
[00:23.318]ベルゼブブ　　「うん。あ、ベルフェの買った弁当もウマそうだな。どんな味なんだ？なあベルフェ、それさ、全部食べていい？」
[00:36.137]ベルフェゴール「えー、一口とかじゃなくて、全部ー？」
[00:39.068]ベルゼブブ　　「うん、全部食べてみたらどんな味なのかなぁって思って」
[00:43.907]ベルフェゴール「フフッ、いいよ。実はそう言うと思って、もう1つ買っておいたんだ」
[00:49.808]ベルゼブブ　　「おー、さすがベルフェ！ありがとう」
[00:53.838]ベルフェゴール「そういえばさ、あれ聞いた？」
[00:56.538]ベルゼブブ　　「聞いたよ…デヴィルハンバーグセットの値上げだろ。まぁでも、値段据え置きでハンバーグを小さくされるよりはいいかなぁ」
[01:05.581]ベルフェゴール「いや、その話じゃない」
[01:07.206]ベルゼブブ　　「え、じゃ、なに？」
[01:09.067]ベルフェゴール「ルークがミカエルにこっぴどく叱られたらしいんだよ」
[01:13.392]ベルゼブブ　　「弁当ウマっ！あ、そうなんだ…」
[01:17.829]ベルフェゴール「で、ちゃんと成果を出さないと、留学とりやめになるかもしれないんだって」
[01:23.366]ベルゼブブ　　「え？そしたらもうルークのケーキが食べられないってことか？じゃなくて、会えなくなるってこと？ウマッ」
[01:31.704]ベルフェゴール「そうなったらね」
[01:33.044]ブルゼブブ　　「ルークに会えなくなるのは寂しいな…その成果ってのは？」
[01:38.914]ベルフェゴール「わからない…。けど、前から魔界とか僕たち兄弟のこと調査してるっぽいよね」
[01:44.480]ベルゼブブ　　「ふーん、そっか…。腹減ったな、なんか買いに行く？」
[01:50.401]ベルフェゴール「もう食べちゃったのー？ちゃんと噛んでる？」
[01:53.371]ベルゼブブ　　「うん。あれ？あそこにいるのルークじゃないか？」
[01:58.291]ベルフェゴール「本当だ、なんか変な着ぐるみ着てない？こっち来た」
[02:03.963]ルーク　　　　「俺は、巨大トロールだ！お前達双子を襲ってやる」
[02:15.822]ベルフェゴール「これ…もしかして、トロールになりきれてるつもりかな…。普通にお腹から顔出てるし…。しかも、手にメモとペン持ったままだよ。絶対調査じゃん」
[02:26.251]ルーク　　　　「やい双子ども、この巨大トロール様が、どちらかの命をよこせ！と言ったら、どっちを差し出すんだ？」
[02:34.510]ベルゼブブ　　「よう、ルーク！元気か」
[02:36.868]ベルフェゴール「ベール！！」
[02:37.404]ルーク　　　　「ル、ルークだと？な、何を言っている？俺は巨大トロール様だぞ！それに、顔は上だ。なぜずっと俺様のお腹を見るんだ！」
[02:48.867]ベルフェゴール「そっそうか、ベール、パニクってトロールのことをルークって呼んじゃったのか！似てるもんね、トロールとルークって！音が！伸ばすところとか特に、ハハハ…」
[02:59.646]ルーク　　　　「そういうことか、ハッハッハ。まぁびっくりしちゃうのも無理はない。俺は正真正銘の巨大トロール様だからな。さぁ答えろ。もしも…」
[03:12.814]ベルゼブブ　　「調査？」
[03:13.880]ベルフェゴール「だから、ベールってば…」
[03:14.897]ルーク　　　　「ちょ、ちょ、調査？」
[03:16.507]ベルフェゴール「き、きっとベールはトロールが怖すぎて『超寒気がする』を最後まで言えなかったんだよ」
[03:23.757]ルーク　　　　「超寒気…調査…おお！そういうことか。大きいのにずいぶんと臆病だな」
[03:31.807]ベルゼブブ　　「でもルーク、その着ぐるみすごく似合ってるよ」
[03:35.866]ルーク　　　　「き、着ぐるみ？？似合ってる？な、なんのことだ？」
[03:39.937]ベルフェゴール「あ、あれだ、ベールのやつ…えーっとあーっと…うんと…どうしよう…あ！UFO」
[03:46.595]ルーク　　　　「え、どこ！？」
[03:47.674]ベルフェゴール「ひっかかった！！ちょっとベール、今はルークって気がついちゃ駄目なんだって！僕らへの調査で成果が出せなかったら、ルークが魔界からいなくなっちゃうよ！」
[03:57.324]ベルフェゴール「ベールは帰ってほしくないんでしょ？だったらうまく合わせなくちゃ」
[04:02.052]ベルゼブブ　　「ああ、そういうことか」
[04:04.458]ベルフェゴール「そうだよ。とりあえず、トロールとして接して調査に付き合おう」
[04:08.287]ベルゼブブ　　「わかった」
[04:09.370]ルーク　　　　「おい、UFOなんかいないぞ！巨大トロール様をからかったのか？許さん！今すぐ調査に協力しないと目にもの見せてやる！」
[04:19.276]ベルフェゴール「調査って言っちゃったよ…」
[04:21.013]ベルゼブブ　　「おいトロール、そういうことなら調査に全面協力するぞ」
[04:25.609]ベルフェゴール「いや、その返しもどうかと思うよ」
[04:27.492]ルーク　　　　「よーし、デカい方はかなり俺様にビビっているようだな。で、二人のうちどちらかの命を差し出せ！と言われたら、どっちの命を差し出すんだ？」
[04:38.003]ベルフェゴール「そんなの簡単だよ。僕」
[04:39.551]ベルゼブブ　　「いや、俺だろ」
[04:40.640]ルーク　　　　「なるほどなるほど。双子は暴力で脅してもお互いの命を優先するっと」
[04:47.072]ベルゼブブ　　「トロール、ちゃんとメモったか？無くすなよ」
[04:51.060]ルーク　　　　「ああ、大丈夫だ。ありがとう」
[04:52.950]ベルゼブブ　　「ペンのキャップ落ちたぞ、はい」
[04:56.158]ルーク　　　　「あ、どうもありがとう」
[04:57.508]ベルフェゴール「いや、もう設定上トロールなだけで、ルークとベールじゃん」
[05:00.788]ベルゼブブ　　「トロール、もう1個くらいは協力するけど」
[05:04.288]ルーク　　　　「うん大丈夫大丈夫、親切だね、嬉しいよ」
[05:07.778]ベルフェゴール「いやいや、トロールの緊迫感はどうした！」
[05:09.918]ルーク　　　　「あ、ハァ〜ハッハハ！」
[05:14.498]ベルフェゴール「急に設定思い出した」
[05:15.818]ルーク　　　　「全く運のいい双子どもだ。たった今トロール様は用事を思い出した！今回は勘弁してやる。ただし、次会った時は、ただじゃ済まさないぞ！さらばじゃ！」
[05:28.208]ベルゼブブ　　「じゃあな、トロール」
[05:30.098]ルーク　　　　「バイバーイ」
[05:32.996]ベルフェゴール「行っちゃった…」
[05:34.656]二人　　　　　「ハハハハハハハハー」
[05:38.176]ベルフェゴール「なんだよあれ、トロールで通せてると思ってたのかな？」
[05:41.637]ベルゼブブ　　「たぶんな、でもかわいかった」
[05:44.875]ベルフェゴール「ほんとほんと。ヤバイ、あと１ヶ月は思い出して笑えそう、ハハッ」
[05:50.574]二人　　　　　「ハハハハハハー」
[05:53.276]ルーク　　　　「調査報告。ベルゼブブとベルフェゴールは、調査の成果次第では僕の留学が取り消しになるという噂を信じ、無理な設定にも合わせてきた」
[06:07.797]ルーク　　　　「これは天使や人間と接することで、彼ら悪魔が変わりつつあることの兆しに思える。ただ、油断が禁物であることは変わりなく、今後も彼らの言動に注視していく必要があるだろう…」
[06:21.976]ルーク　　　　「よし、と…。うーん、油断禁物ってのは無理があるかなぁ…。うん、消しておこう。だってあいつら、どっからどうみても最高に良いやつらじゃん！」