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シスタークラリスの奇妙な一夜 (feat. 結月ゆかり&初音ミク) - mothy/初音ミク.mp3

シスタークラリスの奇妙な一夜 (feat. 結月ゆかり&初音ミク) - mothy/初音ミク.mp3
シスタークラリスの奇妙な一夜 (feat. 結月ゆかり&初音ミク) - mothy/初音ミク
[00:00.000] 作词 : mothy [0...
[00:00.000] 作词 : mothy
[00:01.000] 作曲 : mothy
[00:02.000] 编曲 : mothy
[00:03.002]『シスタークラリスの奇妙な一夜』
[00:05.168]唄:初音ミク 語り:結月ゆかり
[00:08.749]彼女がそのレストランを訪れたのは
[00:11.472]行方不明の子供たちを探すためだった
[00:14.656]噂を聞いたのだ
[00:17.137]孤児院の子がこの店に入っていくという
[00:20.182]その姿を見たと
[00:22.432]しかし応対した支配人の男は
[00:25.457]残念そうに首を横に振る
[00:27.865]「そのような心当たりはありませんね」
[00:31.762]それを聞いてがっくりと
[00:32.762]肩を落とすシスター
[00:36.772]すると支配人は彼女を
[00:39.826]レストランの一番良い席に座らせた
[00:43.402]「せっかくですから
[00:44.652]何か食べていってください
[00:45.902]……ああ お代なら結構ですから」
[00:51.340]ありがたきお言葉
[00:54.811]実は昨日から
[00:58.240]何も食べてません
[01:01.824]子供たちが心配で
[01:05.964]厚意に甘える事にしたシスターの前に
[01:08.353]やがておいしそうな料理が運ばれてきた
[01:11.500]白身魚のソテーだろうか それを見て
[01:15.448]彼女は申し訳なさそうに
[01:17.072]うつむいてしまった
[01:20.487]「教えにより
[01:21.237]生き物の肉は口にできないのです」
[01:24.498]シスターがそう断っても
[01:26.498]支配人は引き下がらない
[01:29.365]「そんなことをおっしゃらず
[01:31.826]ここは神の目も届かぬ森の中ですから」
[01:35.910]仕方なくシスターは
[01:37.084]ナイフで魚の身を切る
[01:39.584]一口だけ食べて帰ろう
[01:42.242]そんな風に考えていたところ
[01:44.742]彼女は料理の中に
[01:46.826]何か固い物がある事に気が付いた
[01:49.982]シスターの顔が青ざめる
[01:52.545]それはレーナが身に着けていた ブローチだった
[01:56.636]泳ぐのが得意なレーナが
[01:59.239]海で集めた小石を
[02:00.326]組み合わせて作った手作りの物だ
[02:03.439]どうしてこんな物が
[02:07.055]料理の中にあるの?
[02:10.396]少なくともあの子は
[02:13.639]この場所に来ていた
[02:18.299]ふと気が付くといつのまにか支配人の姿は
[02:21.759]店内のどこにも見えなくなっていた
[02:24.955]胸騒ぎを覚えた彼女は思わず席を立ち
[02:28.222]店の奥へと忍び込んでいったのだ
[02:32.470]途中の廊下で小さな靴が落ちていた
[02:36.261]シスターは再び青ざめる
[02:39.112]それはマルクの靴だった
[02:41.724]彼の足が速かったことを彼女は思い出す
[02:46.589]ひときわ異臭が漏れる扉の前に立ち
[02:49.876]シスターは恐る恐るそれを押し開ける
[02:53.654]そこは血と肉のこびりついた調理場
[02:57.332]コックの顔をした男の顔は
[02:59.466]毛むくじゃらだった
[03:01.079]二本足で立つ
[03:04.680]犬の獣人よ
[03:08.045]包丁についた血は
[03:11.801]いったい誰の物?
[03:15.788]作業台の上では赤い猫が
[03:17.798]皿のシチューを舐めている
[03:20.531]浮かんでいる具材は
[03:21.732]間違いなく人間の指だ
[03:24.364]無数の指の中の一つ
[03:26.864]そこにはめられた指輪を
[03:28.290]シスターは見つけた
[03:30.040]あれはエマの物で間違いない
[03:33.727]恐ろしい想像がシスターの脳裏を駆け巡る
[03:37.912]振り返ったシスターの前に立っていたのは
[03:40.309]二羽のウサギと巨大な熊だった
[03:44.560]シスターは叫び声をあげ
[03:46.613]その場に倒れこんだ
[03:48.914]薄れゆく意識の中
[03:50.403]徐々に迫ってくる絶望の足音
[03:53.571]気を失う直前 彼女が見たのは
[03:56.958]額に角を生やした少女の顔だった
[04:03.988]目を覚ました時
[04:05.737]彼女は孤児院に帰ってきていた
[04:08.902]そしてその後
[04:10.402]行方不明の子供たちも全員
[04:13.268]無事に孤児院へ戻ってきたのだ
[04:16.755]子供たちは数日間の記憶を失っており
[04:20.309]そして とてもお腹を空かせていた
[04:23.544]レーナやマルクたちが唯一覚えていたのは
[04:26.636]フルートを持った
[04:27.720]双子のウサギの姿だけだった
[04:31.231]あのレストランは建物ごと
[04:33.700]森の中から姿を消した
[04:36.512]まるで最初から
[04:37.794]存在していなかったかのように
[04:41.603]そして
[04:42.403]平穏な日常が戻る
[04:45.526]子供たちのためにおやつの
[04:46.806]ブリオッシュを焼きながら
[04:49.118]シスターはこんなことを考えていた
[04:52.825]もしもあの時
[04:54.769]出された料理を口にしていたならば…
[04:57.811]私は一体どうなっていたのだろうか?
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