櫺 - 猶狩.mp3
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[00:00.000] 作词 : 猶狩[00:01.000] 作曲 : 猶狩[00:15.261]あなたはあの窓の辺で[00:19.513]零れ落ちる簷滴を数える[00:23.024]瀝る雨粒の音は[00:26.513]囁き掛けてきました[00:29.778]あなたはあの窓の辺で[00:34.013]沈む夕日を見詰める[00:37.534]暮れ泥む空の果ては[00:41.267]探しても見付からない[00:44.520]櫺の外に彷徨う[00:48.522]黒い鳥が歌う[00:52.265]何かを寿ごうと[00:55.775]喙を開けるのです[00:59.275]差し込んだ光は誰が為[01:03.020]闇を祓いあなたを包んで[01:06.766]旅立つ前夜に贈る贐[01:10.221]風となりて去り逝くのです[01:13.962]其処に見える群星瞬く[01:17.483]夢と現の狭間に酔う[01:21.217]何れ幻滅を知るのでしょう[01:24.721]全て囈語の所為です[01:42.464]わたしはこの窓の辺で[01:46.712]冴え渡る十五夜月を夢む[01:50.219]潔い筈の景色は[01:53.958]不調和が生じるのでした[01:57.218]わたしはこの窓の辺で[02:01.216]妄言の糸を紡ぐ[02:04.968]東施効顰の努力が[02:08.468]吹き飛ぶのも定めでしょう[02:11.718]櫺の中に微睡む[02:15.716]白い花綻ぶ[02:19.470]雨に霑らぬように[02:22.960]窓櫺を閉めるのです[02:26.709]失った過去に想いを馳せ[02:30.214]傘を閉じて雨に打たれて[02:33.970]空に聞こえる止まない霹靂[02:37.461]何も残さずに消えるのです[02:41.227]現世の光彩に目が眩む[02:44.970]意味を無くした夢が続く[02:48.476]何れまやかしに気付くでしょう[02:52.215]囈語口遊むのです[03:10.478]輝いた涙は誰が為[03:13.963]狗尾草風に揺られて[03:17.484]晴れない憂いを帯びた足枷[03:21.217]清らかな水で濯ぐのです[03:24.969]心悲しげにそっと微笑む[03:28.475]偏に咲く花を見守る[03:32.212]何れ夢幻から覚めるでしょう[03:35.725]全て囈語の所為です[03:39.458]絆された心は瘡痍だらけ[03:42.968]外を見上げ雲翳の上[03:46.713]降り注ぐ霧雨濡れる褥[03:50.219]横たわって目を瞑るのです[03:53.959]空虚吟ずれば悲しみが増す[03:57.479]解脱の境地へ導く[04:01.223]何れ幻に還るでしょう[04:04.725]全て囈語の所為です
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