曙光 - たなか.mp3
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[00:00.00] 作词 : たなか[00:00.25] 作曲 : ササノマリイ / ぼくのりりっくのぼうよみ[00:00.50][00:01.17]明け方 冷たい空[00:05.44]潮がかすか 香る暗がり[00:10.10]平然と ある街並み[00:15.41]誰のためでもなくそこに[00:19.96]時間が止まったみたい[00:24.90]自分だけに開く空間に[00:29.87]寂しさを転がしながら[00:34.55]世界を味わった[00:40.13][00:48.23]凍っていた秒針が[00:50.77]人肌で溶かされた[00:53.04]また社会が動き出した[00:57.54]夢が醒める前で[01:02.47]座り込んで見ない振り[01:07.07]硬質な世界 以外に居場所を見い出せない[01:10.76]加速する気配にこの手は伸ばせない[01:13.83]感情の陸にあがることは出来ない[01:15.96]怒りも喜びもあまりに鮮やかで[01:19.12]足りないものばかりで 僕には[01:22.23]下らない悩みがこの脳を支配する[01:25.36]永遠のプールに潜り続ける僕は[01:34.35]僅かな酸素をもう使い果たした[01:38.77]曙光ではじめて息をする[01:45.64]機械仕掛けの壮大な舞台装置に[01:51.17]組み込まれた 祈りの雨は[01:55.56]もう降らない 覚束ない足取りで[02:02.41]一人で 家に戻る[02:05.98]この狭い部屋が 唯一の逃げ場[02:10.14]在ることを許される 錆びたアクアリウム[02:14.96]息を殺しながら 自由の輪郭すらも忘れながら[02:21.62]今日も生きる[02:24.11]永遠のプールに潜り続ける僕は[02:34.10]僅かな酸素をもう使い果たした[02:38.76]虚無に飲まれて 死んでいく[02:45.39][03:04.19]誰の目にも触れずに[03:06.53]息を吸いこむ上手に[03:08.74]寝ぼけ眼の太陽の手をとろう[03:13.38]曙光の三十分だけが[03:17.85]開かれた世界[03:20.58]誰にも 裏切られない[03:28.59]プールに沈んで[03:32.12]ゆらゆらと揺れる水面[03:36.46]じっと見つめて[03:38.46]僅かな酸素を[03:41.74]指の合間に求めて[03:46.11]裏切られる[03:48.14]永遠のプールに潜り続ける僕は[03:58.52]僅かな酸素をもう使い果たした[04:03.34]曙光ではじめて息をする[04:09.49]
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